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太平洋戦争2(昭和17/1942)
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作詞 大政翼賛会
作曲 明本京静

大詔を受けて皇軍が
太平洋に大陸に
世紀の凱歌挙げたのも
夜を日に次いで黙々と
蔭に血の出るこの練磨
月月火水木金金
皆今日から仲間入り
土曜日曜あるものか

この感激で日の丸を
青空高く仰ぐ時
三千年の熱い血が
見よこの胸に滾るのだ
何でやらずにいられよう
月月火水木金金
皆今日から仲間入り
土曜日曜あるものか

貪欲非道の米英に
今一億が体当たり
勝たねばならぬこの戦
さあ腕を組め胸を張れ
持場職場で前進だ
月月火水木金金
皆今日から仲間入り
土曜日曜あるものか

いざ戦いはこれからだ
五年十年何のその
戦い抜いて勝ち抜いて
東亜に春が来るまでは
勝って兜の緒を締めよ
月月火水木金金
皆今日から仲間入り
土曜日曜あるものか
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作詞 野村俊夫
作曲 古賀祐而

暁告ぐる雲紅に
砲火も絶えたるシンガポールよ
捧ぐる軍旗厳かに
胸打つ歓喜の万歳高し

亜細亜を毒すユニオンジャック
屠るこの日の夢いく度か
日に夜に続く進撃に
難攻不落の牙城は陥ちぬ

忠義の血潮山河を染めて
攻めて陥せしシンガポールよ
感激熱く滾り来て
歩調も轟く晴れの入城

紅燃ゆる東の空を
仰ぐ瞼に靡く日の丸
祖国の父にまた母に
届けや涙の今日の凱歌
作詞 西條八十
作曲 古賀政男

溢れる胸の歓喜
シンガポール陥ちた陥ちた
おお朗らかな南の海揚がる日の丸
君も泣け僕も嬉し泣き
勇み躍る血潮 
東亜の嵐呼ぶ黒雲晴れて
朝日は燦爛

感謝を込めて叫ぼう
シンガポール陥ちた陥ちた
おお伏し拝め勝利の蔭眠る英霊
想え我が雄々しつわものの
昨日までの苦労
尊い汗と血が今こそ飾る
亜細亜の栄光

も一度高く叫ぼう
シンガポール陥ちた陥ちた
おお新しい門出を行く日の丸万歳
戦は今だこれからだ 
奮い立て友よ 
頑張れどこまでも必ず掴め
最後の勝利
作詞 佐々木信綱
作曲 帝国海軍軍楽隊

太平洋の只中に
再び仰ぐZ旗を
今日のこの日のある待ちて
鍛えに鍛えし我が力
ああ大君の大御為
敵を倒さで止むべしや

烈風衝きて荒鷲の
ハワイへ翔ける大編隊
怒涛裂きて潜航艇
目指す未明の真珠湾
おお神明の加護篤く
手中に握る敵艦隊

神の巨弾と天降る
爆撃雷撃急降下
生死を越えし突撃に
上がる火柱水柱
見よ一隻は一隻と
轟沈爆沈爆砕す

油は尽きて翼折れて
還るも交じるつわものを
母艦に待てる戦友が
取る手に熱き涙散る
この感激の陰にして
還らず五隻二十九機

大き御稜威を戴ける
日本男児の胆略に
緒戦に挙げし大戦果
世界の耳目震動す
今星影は消え失せて
旭日燦たり太平洋
作詞 西條八十
作曲 山田耕作

別れの酒は汲まねども
覚悟に胸は火と燃えて
乗り込む艇に月朧
ああ壮烈の真珠湾

指折り数えもののふが
待ちにし晴れの秋は来ぬ
光栄ある死もて皇恩に
報い奉らん嬉しさよ

見よ麗しのこの艇を
心血篭めし武器にして
誉を飾る我が棺
花散るごとく波を蹴る

ああ懐かしの故郷よ
かの森蔭の孤屋の
御父母も見そなわせ
我が手が砕く敵艦を

風霄壤の真珠湾
九人の勇士帰らねど
黒潮染めて揺ぎ無き
亜細亜の朝日今昇る
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