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太平洋戦争2(昭和17/1942)
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作詞 島田磐也
作曲 鈴木哲夫

露営の夢も幾山河
越えて来たか泥濘の
道はどこまで続くやら

昨日は南今日は北
戦い取った戦線の
空も暗いぞまた雨だ

見捨てにゃならぬ見捨てねば
先へはもはや進まれず
病んだ愛馬も泥の中

焼け付く喉に泥水を
すすれば餓えがまた迫る
迫る睡魔も敵の中

眠っちゃならぬ眠るなと
叱って起こし手を貸して
戦友よ許せと胸で言う

思えば泣けるぞ戦友が
しっかと掴んだ野の花は
故郷の丘にも咲いていた

鬼をも拉ぐ髭面が
故郷の夢も一本の
煙草に分けて語り草

心も一つ気も一つ
分隊長の命一下
燃ゆる決死の突撃だ

死ぬるな生きてどこまでも
戦う時だこの弾丸は
無駄に撃たぬぞ一発も

敵殲滅も幾度ぞ
銃架にかけた日の丸が
立てた手柄だ俺じゃない

ああ虫の音も絶えたのか
応えぬ戦友の名を書いて
濡らす涙のこの日記

我が皇軍の血と汗が
固まり合ったこの土に
亜細亜は花を咲かすのだ
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