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太平洋戦争2(昭和17/1942)
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作詞 松坂直美
作曲 菅原憲明

去年兄さん送った道を
今日は仰げと二人連れ
赤い夕陽の峠に立てば
遠い北支が目に浮かぶ
ササ目に浮かぶ

今宵戦地は吹雪か雨か
夏の風さえ気にかかる
月を眺めて大塔山に
モンペ姿で取る手綱
ササ取る手綱

明日も天気かお山は霧よ
歌で戻れば霧が来る
並木隠れにちらちら揺れて
楽し我が家の灯が招く
ササ灯が招く
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作詞 佐伯孝夫
作曲 清水保雄

富士の白雪や朝日に解ける
解けて流れて駿河の海へ
駿河良いとこ新茶の香り
男次郎長は伊達なもの

三保の松原寄せては返る
波に便りを貴方の見たや
月は南のコーヒーの島で
男上等兵銃を執る

慰問袋に新茶を添えて
思い出せとの謎ではないが
晴れの門出に誓うた私
親を大事に締め襷
作詞 礁井菊太郎
作曲 古田徳郎

お召し来たぞえ可愛いの黒馬に
今朝は門出の晴れ姿
手柄頼むと鬣撫でりゃ
馬も嘶く勇み声
馬も嘶く勇み声

黒馬の背中に日の丸立てて
峠三里を唄で越す
露に濡れよと谷間の百合を
取ってやりたや餞に
取ってやりたや餞に

幼馴染の在所の唄が
今日は門出の送り唄
黒馬よ嘶け軍馬の意気が
こだまするぞよあの山に
こだまするぞよあの山に
作詞 相馬御風
作曲 弘田龍太郎

世界の果ての果てまでも
光り輝く日の丸の
旋風満くいざ往かん
繁栄繁栄繁栄の国
日の本の民

世界の果ての果てまでも
大和桜の苗分かち
花咲く春をいざ待たん
繁栄繁栄繁栄の国
日の本の民

世界の果ての果てまでも
皇尊の大御稜威
遍き御世といざなさん
繁栄繁栄繁栄の国
日の本の民
作詞 尾崎喜八
作曲 山田耕作

大日本秋津島根は
永久の亜細亜の護り
東の洋の鎮めと
結建し神の瑞垣
垣なれや連なる峰を
注連なして巡る白雲

飛騨信濃国の真中に
剣太刀秀に出る峰を
男児等が心磨くと
厳津神挙じし山々
夏なれば大空燃えて
群れ立つや雲の八重垣

春来れば秩父赤石
甲斐ヶ根に木曾山清し
また秋は神の高千穂
大阿蘇の牧の高原
御代なれや豊旗雲の
綾なして妙に靡けり

注連なして巡り棚引き
花のごと輝よう雲も
時あらば国の怒りと
雷の猛る荒神
東の洋より立ちて
天翔り撃たん醜草
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